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ミニチュアのペイント法  アクリル塗料編


01:フィギュアの準備
02:道具をそろえる
03:希釈溶剤
04:下地塗装
05:塗装の準備
06:パレットの使い方
07:肌を塗る
08:肌を塗る 2
09:目を塗る
10:服
11:完成
12:使用後のパレット








01:フィギュアの準備
02:道具をそろえる
03:希釈溶剤
04:下地塗装
05:塗装の準備
06:パレットの使い方
07:肌を塗る
08:肌を塗る 2
09:目を塗る
10:服
11:完成
12:使用後のパレット



02.道具をそろえる
 ミニチュアペイントに必要な道具はたいしたものではありません。

●シタデルカラーペイントセット
 シタデルカラーをそろえるにあたっては、このセットを買うのが一番です。塗料10色と筆までついて2000円。いまシタデルカラーが1色400円(2008年現在)であることを考えると破格の安さ。
 この記事のペイントは基本的にこのセットに入っている色だけで進めていきます(それもメタリックカラーは使いません)。
●シタデルファンデーションカラー
 1色だけ、下地塗装用として、ファンデーションカラーの茶色を使用します。ファンデーションカラーは、強い隠蔽力と吸着力があり、しかもしあがりはしっかりしたつや消しになってくれるので、かなりありがたい下地塗料です。別になくても構いませんが、普通のシタデルカラーで下地を作るよりは少しばかり楽ができます。
●タミヤ丸筆小、文成堂丸筆0号
 ペイントセットには筆が入っていますが、天然毛の柔らかい腰が性に合わずに、より安価で腰の強いナイロン筆を常用しています。どちらかの筆が1本あれば、それで大半塗りきってしまえます。
 よほど細かな塗りをするのでなければ、この1種類で充分です。ゲームサイズミニチュアの目に、黒目をいれるくらいなら問題ありません。さすがにそこにハイライトを描き込むとなるともうちょっと細い筆が欲しくなりそうですが……。
●パレット
●溶剤入れ
●ティッシュ
 



01:フィギュアの準備
02:道具をそろえる
03:希釈溶剤
04:下地塗装
05:塗装の準備
06:パレットの使い方
07:肌を塗る
08:肌を塗る 2
09:目を塗る
10:服
11:完成
12:使用後のパレット



03.希釈溶剤
 アクリル塗料の長所として乾きの早さ、また乾いたら浸食をうけづらい堅牢な塗膜をつくることがあげられますが、これはミニチュアペイントの場合には欠点にもなりえます。
 徐々に塗料の混色比率を変えて、塗り重ねていくようなやり方をとるときには、最初の一筆を塗っている間に乾いてしまいかねないアクリル塗料の乾きの早さはありがたいとはいえません。
 そこで、一般的なアクリル塗料の希釈溶剤である水は使わず、専用の溶剤を用いることにしました。
 ホルベイン社の『アクリラ ペインティングソルベント』を主たる希釈溶剤とし、さらに乾燥の遅延をはかるべく同社『アクリルガッシュ リターダー』をこれに若干混ぜて使っています。
 要は水代わりに使っているわけですが、水とは違った表面張力のおかげでかなり薄く塗料を溶いて使っても、ミニチュアの表面に弾かれたりしないで塗り続けていくことができます。
 個人的に、この水の表面張力の感覚が手に慣れない、というのも水を溶剤として使わない理由のひとつだったりします。
 




01:フィギュアの準備
02:道具をそろえる
03:希釈溶剤
04:下地塗装
05:塗装の準備
06:パレットの使い方
07:肌を塗る
08:肌を塗る 2
09:目を塗る
10:服
11:完成
12:使用後のパレット



04.下地塗装

下地塗装は、シタデルファンデーションカラーの茶色で。
ファンデーションと言っているだけあって、隠蔽力はさすが。
これを、スカルピーの無垢の表面に塗って下地とします。



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02:道具をそろえる
03:希釈溶剤
04:下地塗装
05:塗装の準備
06:パレットの使い方
07:肌を塗る
08:肌を塗る 2
09:目を塗る
10:服
11:完成
12:使用後のパレット

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07.肌を塗る
 
肌色、今回は色白系を目指しています。
まずは「肌色+赤」を塗っていきます。1度で塗りきれなければ2度塗りしていきます。
全体にまんべんなく色がのったら、今度は最初に塗った色に肌色をさらに加えて、上塗り。
上塗りするときは乾いてから。ここではドライヤーで強制乾燥をさせてます。
最初は多少のムラは気にしないで塗っていって大丈夫。ただし塗り残しには気をつけましょう。



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03:希釈溶剤
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08:肌を塗る 2
09:目を塗る
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08.肌を塗る 2
 
どんどん肌色を強くして塗り重ねていきます。
ある程度のところまでいったら、今度は白を加えてさらに塗り重ね。
水よりは表面張力の低いソルベントの特性を生かして、薄塗りを心がけます。
だいぶ肌になってきました。

ついでにこの段階で白目も塗ってます。塗り残しておいた目の輪郭に内側に、身長に「肌色+白」をおいていきます。縮尺のことも考え合わせれば、真っ白な白目というのは不気味ですから、ややトーンを落とす意味でこの色の選択となりました。






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